優しい雨？

冷たい雨に濡れながら　自転車で帰って来ました。

いつもなら　嫌いな雨

濡れることへの不快感に不満を抱きながら帰って来るところ・・

今日はちょっと違っていました。


朝出勤の途上で　道路の脇に横たわる猫の亡骸をみました。

おそらくは車にはねられたと思われる悲しい姿でうつ伏せになっていた猫

きれいな毛なみは　どこかの飼い猫・・

飼い主はこの猫の帰りを心配して待っているのだろう・・

そう考えただけで涙がにじんでしまいます

猫はおうちに帰りたかっただろう・・　飼い主にもう一度会いたかったろう


Aliceはそう言う思いを素通りできない不器用なところがあって・・

猫の無念や　飼い主の悲しみに耐え切れなくなって　涙が止まらなくなります。

帰り道にもう猫の亡骸はありませんでした。

でも　この一つの死にまつわる計り知れない悲しみに

雨の冷たさなどは　優しく思えるほど　Aliceの心は傷ついておりました。

でも　家族は言います

猫が死んでるのを見て　「可哀想」　と思ってはいけないって・・

ついてくるって言うんです

確かにこれまで　それで何度か体調を崩したことがあったので

今日は「南無阿弥陀仏」を唱えてきました。

あの猫はきっと　他の人のところへは行かずに　飼い主のところへ帰ったんだと思う。