四角く太った白い犬

昨日　夕方　久々の友から電話が・・

いつもならメール　電話珍しいって思ったら　訃報でした

小中学校時代からの友達で　いまでも時々集って　美味しいもの食べて　お酒飲んで喋りまくる３人組

YayucoとOkapi　と　Alice

Okapiのお父さんが亡くなった・・　Yayucoからの電話でした

お通夜に行って来ました　Aliceは泣き虫だから　涙が止まらなくて困った

中学時代　クラブの帰りはいっつもOkapiと一緒だったから

毎日のようにOkapiの家に寄ってた

Okapiのお父さんは　事情があって　よく家におられたので　行けば話もしてもらった

絵がとても上手なおじさんで　ちょっと怖いけどすっごく上手なイラストを　何点も見せてもらった

霊感が強い方で　怖い話しにも興味津々で聞き入った

Okapiと出かけるとき　よく車で送ってもらったり　迎えに来てももらった


ご遺影のおじさんは　Aliceが知ってるより　ずっと優しそうな　明るい表情をしておられた

優しくて面白いおじさんなのに　喋り方と顔が恐くて（失礼）　あんまり良く見てなかったのかな？


お通夜の席で　おじさんのことを思い出していたら　心はすっかり中学時代を旅していた

Okapiと二人毎日通ったあの坂道・・　　Okapiのぶ厚い学生鞄　　四角く太った白い犬　

裏の通りに面したプレハブ校舎　Okapiのふたつくくりの長い髪　美術の先生　卵殻モザイク火の鳥・・


あの頃の自分たち・・　現在の私たちのこと　まったく知らなかったんだね

友達の父や母の死は　はっきり言ってヒトゴトではない

自分の父母も　もうそんな年齢なのだ

運良く　両親健在で　まだまだ　親をあてにして生きているAliceにとって

想像もできない　想像したくない現実　

両親も年を取る　当たり前でいてなかなか理解できない　　わざと考えるのを避けてる

もう少し　もう少し　いいでしょって・・