転嫁

　　家の中にいても気分が沈むの・・

昼過ぎダグからメール　『ガソリン代下ろしといて　それから　今夜はおでんが食べたいな』

え～～～　この雨の中、銀行やら買い物やらへ行けってか～！！！？
でもダグは仕事ですっかりズクズクになったが午後からも仕事だ！と不平を言うAliceに怒りの返信

確かに、旦那さまはお仕事でずぶ濡れ、お嬢は自転車通学でビチョビチョ、坊主も長距離歩いて
ズックズク（坊主は外トイレの掃除で濡れたと言ってたけど・・？）
Aliceだけが、朝からぬくぬくとおうちの中で濡れずに過ごしているわけで・・
しかも、雨で憂鬱なAliceは　な～～～んもしないでただボーッと過ごしてました

仕方なく重い腰を上げる・・
とりあえず　ATMを２軒はしご・・　こんなに寒いのに冷房入ってて寒かったじょ～

家の前まで帰って来たら　電線にキジバトがとまってたので　しばらくボ～ッと見上げてたら
スカートの前がビチョビチョになっちゃったよ～ん

あ～　買い物行こうと思ったら　何だかまたうんと降ってきた・・　挫けそう　

お嬢も坊主も今日で中間テスト終了

高校入ってからのお嬢は全然やる気ないし
坊主に至っては・・　何をしなけりゃならんのかもわかってない状態なので・・
（いや～、彼に中学生ってのはこんなであんなで、中間と期末とテストがあって
成績悪いと高校に行けないんだってどんなに説明しても理解できないらしくて・・　もう途中から
宇宙人とでも話してる気分になってきて　いつも根負け・・）

中学は今日はもうテストのあと普通に給食があってクラブして帰って来る日だったんだけど
朝、どれだけ説明しても、弁当がいると言ってきかない坊主、（昨日は確かにテストだけで給食なしだった
んだけどね）　今日は給食だから・・って
朝の時間のない時に議論しても無理なので　仕方なく坊主のお弁当も作って持たせたんだけど

帰って来た坊主・・　『やっぱり、給食やった・・　弁当家で食べるわ！』
そう言ってムシャムシャ　あっという間にきれいに平らげた　まったく・・
『誰にもお弁当見つからなかった？』　『一人見られて、弁当いらんのにって言われた』
『何て答えたの？』　『３時間で給食食べて、クラブしたら腹減るし、クラブの後で食べる用や・・』って
信じてくれたかね・・その友達は・・

まったく　石頭と言うか何と言うか
何かについて、どんなに説明しても、自分の中に独自の持論みたいのを強く持っている場合
まったく　他からの意見や説明に耳を貸そうとしないし　信じてもくれないし　頑固じじいみたいな奴
こっちはむちゃくちゃ疲れる

小学校６年の時の担任も、彼は興味を持ったことには真っ直ぐにのめり込んで行くんだが
関心のないこと（算数に国語に社会に理科に・・）に彼を振り向かせるのは非常に困難・・不可能に近い
と嘆いておられたが　親として　と～っても良くわかります

やつの入れる高校なんて　きっとどこにもないよ

ただね　あれだけ筋金入りの偏屈の変わり者　もしかしたら　すっげ～大物になるかも知れない
なんて夢を捨てきれずに　大器晩成とか　ある日突然とか　妄想にも似た彼の将来を描いてみたりする
・・・するしか救われない気分のAlice母さんなのでした

あ～　全部雨のせいだよ　なんてねぇ　雨は何も悪くないことくらいわかってますって・・