お宝

海に行った日‥

“岩場の方へ行って来る” と言って

波打ち際をず～っとてくてく歩いて行ったダグと坊主

お土産は小さなさざえが１個でした

帰る時には海へ還してあげました。


実はコンクールの日の話です

お嬢の学校の出番は10時15分の予定でしたので

あの朝は最寄りの駅を8時20分くらいの電車に乗りました

電車に乗り込んだ時ドア付近で一人の若い女性が目に入りました

何故か彼女の事が気になって失礼とは思いながらも

相手には気づかれぬ様何かを確かめたくて彼女の顔を

ちらりちらりと伺うAlice‥

その目もと、口もとに覚えがありました

きっとそうだと確信しながらも まーやちゃんにメールするAlice

【いまね、電車の中でまーやちゃんの若い時そっくりのお嬢さんを

目の前にしてるんだけど、お宅のＡ嬢である可能性ってある】

お返事はわりとすぐに返って来て　間違いないとのこと

地下鉄に乗り換えるため降りた駅のホームで

そっと彼女に近づいて声を掛けました 『Ａちゃんだよね!?』

驚いた表情の彼女！お母さんの友達であることを説明し

行き先が同じであることを確認しあって同じ電車

隣合って座席に座って緊張しながら

途切れ途切れに言葉を交わしました

せっかくヘッドフォンステレオで音楽を聴いておられたのに

耳から外してこんなおばさんと話しながら行くことを

受け入れてくれた彼女

本当はAliceがあなたのお母さんをどんなに好きかを

力説したいとこだったんだけど‥

グッと堪えて吹奏楽の話などしました

とってもいい娘さんに育たれて‥Aliceおばさんは感無量