夜風と涙とプチ家出

春を想わせる小雨混じりの強い風に

弄ばれるかの様に虚しい心は何かを求めて

泣きながら歩き続けました

家に帰りたくなかったのは私が家人としてあまりにだらしなく

至らぬ妻であり 情けない母であり　つまらない人間だと感じたから

職場にいる間の自分はもう少し輝いている気がしたのです

誰かに頼られ認められて自分自身納得のいく人でいられるその場所へ

正直言うと とある人の面影を胸に思い浮かべながら

その方向へと歩いていました

その人に甘えてみたいと 少し望んでしまいました

でも携帯って有難い

心の叫びをも聞いてくれる親友の元へ

Aliceの思いを運んでくれて‥

友達って有難い

直ぐに返事を届けてくれた

“とりあえず帰りな”

いつもまーやちゃんは暴走Aliceを優しく諭してくれる

沢山の綻びが修復される時を待っているけれど

また穏やかな時の流れが 変わらず横たわっている現状は

あなたによって保たれたと言えるのかも知れません

心からのありがとうをまーやちゃんに‥

ごめんね 迷惑ばっかりかけちゃって‥