現状維持

　カラスが鳴くと帰る場所？

カラスが何処へ帰るのかも知らないけど

Ａｌｉｃｅが帰るのはおうち　

Ａｌｉｃｅのおうちはダグが建てたおうち

一緒にローン払い続けてるわたしたちのおうち・・

夫婦と子供たちの暮らす家

この人と決めて結婚したはずの夫と

確かに血の繋がった我が子が２人

見たとこ平和そうに　ひとつ屋根の下・・・


つい数日前まで　これを何ヶ年計画かでぶち壊そうと考えてた

結構ロマンチックな理由からだったんだけど

そんな中途半端な根性は　唾を吐きかけ　土足で踏んづけられた

自覚のないところではなかったし

その人の言う事はもっともなのだ

Ａｌｉｃｅはただの浮気者なのだ

自分ではものすご～くピュアなものだと思い込んでた


別な人は　Ａｌｉｃｅの顔を見るたび悪女だって言うの・・

何故か悪い気がしない

やっぱり根っからの浮気者で　性悪女なのかもね

なのに　淑女の仮面を被ってる

気づかれないことをいいことに　おすまししてるの・・

嫌な女

嫌な女

嫌な女

嫌な女

嫌な女

何を認めればいいの？

何がいけないの？

私の人生じゃない

長いこと女生きてたら　考え方だって何度も変化するじゃない

いろんな出会いで　変わってくものってあるじゃない

根性曲がりだって　子供じみてたって

中途半端だって　あさはかだって　馬鹿だって

夢見るくらいいいじゃない

小さい頃　躊躇なく　「将来はスチュワーデスさん！」　って言えたみたいに

夢見て何が悪いの？

今はね　第二章なの

第一章では　違った妄想に苦しむこともあったけど

今はまた違うの・・

どうせ馬鹿にされるだろうけど


あ～だめだ　無理だわ

１５日の夜　あ～んなに幸せな気分でいたのに・・

もう自分を信じてあげられない


Ａｌｉｃｅ悪女になってやる！