嬉しい出来事！

　お気に入りのニワトリさん

仕事帰り、食品フロアで買い物をしていると、どこかで見た人が・・
はじめその見覚えのある容姿が誰のものかを思い出すのに数十秒かかった

“あっ！かずちゃんだ！”そう思った次の瞬間やっぱり違うかな？
自信がなかった、何しろ２０年以上会っていないのだから・・
『やっぱり間違いなくかずちゃんだ！』　『でもちょっと違う気もする』
『だいたいこの辺りで食品を買ってるはずがない･･』　『でも実家は近いんだし
有り得なくはないだろう』　何度も何度も頭の中で議論を戦わせながら
その人の後をしばらくついて歩いた・・　傍から見ればさぞ不審な人物に見えた
ことだろう・・　

中学高校と仲良くしてもらってた、“してもらってた”と書くのは
おつむのできに格差があったから・・かずちゃんは凄く賢い人だったから
できの悪い私は、凄く賢いのに対等に仲良くしてくれるかずちゃんが大好きだった！

そのかずちゃんらしき人は手帖を片手にフロアをあっちへこっちへ行ったり来たり・・
私がついて回ってるのにもまったく気付かない
やっぱり違うのかな・・でももし本物だったら、ここで声をかけなかったことを
心底後悔するだろうと思った、でも何て声をかければいい？
『すみません、実は私の知っている人にとても似ていらっしゃるのですが・・
人違いでしょうか？』　そう言うつもりで　『すみません！』　と思い切って声をかけたら
振り返るなり　『あら～！！』　と満面の笑みを浮かべて感激してくれた！
間違いなくかずちゃんだった！
長いこと小学校の先生をしているかずちゃんは、昔より快活に話した！
学校と同じくらい塾に行ってた頃より明るく見えた！
でも、かずちゃんそのもの！ちっとも変わってなくて・・
あ～思い切って声をかけて良かった～！って自分の勇気を誉めてあげました！