それを弱音と言うのか？

坊主は小学生の頃からよく　やる前から弱音を吐いた・・
二桁の足し算はできても、問題に三桁並んでいるだけで　はなっから無理と決め付けてしまって
手も足も出なくなってしまうらしいのだ、１０問ならできても３０問あるとやろうとしない・・

パッと見て、無理かもしれないと思った量や困難さが、やってみたら案外できてしまったりする事って
結構あったりするもんなんだけど
見た目の重圧に押しつぶされて取り掛かる前から諦めてしまうのが坊主の悪いところ・・

算数の宿題なら、「できませんでした」も許されるかも知れないが
仕事となると、これだけの量期日までにできるのか？という目測を誤るととんでもない事態を招くことになる
その仕事を請けた時点では確かにできる範囲内だったのに、何事も予定通りに行くとは限らず
間、間に急ぎの依頼を片付けてるうちにどんどん追い詰められていくこともしばしば・・

じゃぁ、いったいどこで仕事を区切るのか？どれも同じくらい大事そうに持ってこられる依頼の
どれを請けてどれは断われというのか・・
常に８０％を保てばって何？どこらへんまでが８０％内でどこからがその外の仕事なの？

体調不良も継続的な重荷（早出に居残りの繰り返し、期限と戦う精神的苦痛、家事ができない苛立ち）
が招いているかも知れないと、そこに思いが及ばないでもない・・

今日は２４日まで・・（２３日中仕上げ）という仕事が溜まり過ぎている事に危機感を抱き
いつもなら「なんとかなるだろ」でとりあえず手当たり次第におっぱじめるのに
何だろう、飛び込むことに躊躇してしまった・・
この現状を訴えてみようと思い立ち依頼書の山を作業台一面に広げたまま事務所へ走った

が、しかし事務所はカトコちゃん一人で持ち場を離れられないと言うのでとりあえず説明・・

いつも答えは同じ（カトコちゃんには何度か聞いてもらってたから）

でも、このまま終わったらただの弱音になってしまいそうだから
今度こそ頭の中を整理して統括に嘆願書を提出するのだ！