あれから１３年・・

　　むかしむかしむかし・・　あるところに・・

１３年前と言えば　あの阪神大震災のあった年

臨月のお腹を抱えたAliceにとって　あの地震はとても恐かったのです

その恐怖の朝から丁度１ヶ月・・

家族でダグの実家に泊まりに来ていたその朝　お嬢にお腹を蹴られて目が覚めて

トイレで５：４６を迎えた瞬間　腹部に痛みがやってきて　そのまま陣痛に変わり　病院へ

午前９：５６　元気な男の子が産まれました！

でも産まれた瞬間は　臍の緒を首に巻きつけ　喉に何やら詰まらせていてオギャーと泣いてくれなくて

ビックリしたものでした　先生に喉の中の物を吸い出してもらってやっとオギャー！

『元気な男の子や！』　先生の一言に思わず　『え？』　と上体を起こしてしまったのは

ずっと女の子だと言われていたからでした

『すまんかった』　と謝る先生に　逆じゃなくて良かったと・・

だって女の子だとばかり思っていたのに　男の子が出てきてくれたことで　

両家のおじいちゃんが大喜び！　二人で祝杯を挙げに行っちゃったほどだったので・・


あれから　１３年・・　

いつの間にか　デカ～くなって　低～い声で話す坊主は　それでもまだまだ幼さが残ります

昨日　オムライスに興味を持ち　自分で作って　今日も昼間一人で作って食べたんだとか・・

何だかな～　

きっといろんな可能性を秘めた金のたまごなんだろうなと　

何となく冴えなくて　どこか的外れで　かなりぶっ壊れてる彼を見ていて　

微かな希望を失わないように　自分に言い聞かせながら見つめています。

期待してるぜ！