帰還

新しく道路が出来て　辺りの景色が変わってた

小さい頃からそこにあった歩道橋が　近々なくなってしまうのか

封鎖されて　のぼれなくなってた　もうあの上からの景色は

二度と見られないのかも知れない　そう思うと寂しかった。


いろいろあったけど　帰って来たのかな　そんな感じ

あれは　去年の１１月、女３人集まって飲み会した夜のこと

尋ねられて　何となく古い話をくっちゃべったら

自分でも忘れてた事を思い出したのだ

それはもう３０年近く前の話なんだけど

ある人が　苦しんでた

とっても魅力的な人なのに　自分を信じ切れず

まるで何かに怯えるみたいに　鎧を着て

日々安らげずにトゲトゲしてる　

そんな彼を守ってあげたいと思ってしまった

Aliceなら　彼の心のトゲトゲを抜いてあげられる様な気がした

そう思ってしまったらもう止められなくて

その時付き合ってた彼氏を置き去りにして

その人の安らぎ探しに出てしまった

そんな思い出話を口にして　はたと気づいた

あの時とまるで同じだったんじゃないの？って

Aliceは同じ事を繰り返そうとしたんだね

ただ　いろんな条件が違ってたわけで　

何より　今度の場合　それはAliceでなくてもよかったところ

むしろ　他に適任な方がおられて　Aliceは必要なくなったの

そもそも　Aliceでは最初っから条件合わな過ぎだったわけだし

まぁ　繋ぎって言うか　応急処置くらいは出来たかな？

で、応急手当が出来て　その人が新たな幸せ探して

羽ばたけるほど元気になったわけだし・・

Aliceは戻って来たのよ＾＾

なんちゃってね

心配だった人がもう大丈夫になったんだから

元々心配で寄り添ってた人を　また守っていけばそれで

万事は丸く納まるって寸法よ！

言い訳じゃないよ　調子のいい事言ってるって？　多少ね＾＾

だから　次　Aliceがすべき事は・・



この家の掃除だね　　がーんばろ！